建設関連

株式会社土木管理総合試験所 様

Light Edition
400 CL
Option
リモート操作

情報漏洩対策の強化と同時に、管理業務の効率化に取り組む IT資産の状態を正確に把握し情報セキュリティ対策に活用

所在地
長野県長野市
株式会社土木管理総合試験所様 外観

土木管理総合試験所は皆さまの生活環境が豊かになることを使命とし、土、水、大気・構造物調査、測量設計にかかわる適切な情報をサービス力、技術力をもってお客様に対しコンサルテーションを行っております。具体的には土質、地質調査試験、非破壊試験、環境調査試験、測量設計、地盤改良工事といった幅広い領域においてワンストップでお客様のニーズに応えております。

ポイント
拠点数・PC数に対して少数の管理者でも、効率化を図ることで管理体制を強化
トラブル対応に、リモート操作とIT資産情報を活用して対応時間を短縮
大戸 仁 様 / 増田 智明 様

全28拠点約400台のPCの管理業務を2名で効率的に管理するために導入

当社には、支店が18拠点、出張所が6か所に加え、土質試験・骨材試験・配合試験などを行う試験センターが3か所あります。主な事業エリアは東日本が中心ですが、西日本での業務拡大に伴って、現在山口県内に新たな試験センターを建設中です。これら全拠点で約400台あるクライアントPCやネットワークの運用管理などを、私ども情報システム課の2名だけで行っています。当社の業務では現場調査や検査で得たデータなど、顧客にとって重要な情報を取り扱っていることから、万が一にも情報漏洩事故が発生してしまうと信頼を失ってしまうため、情報漏洩対策の強化が急務でした。しかし、現状の体制では情報セキュリティ対策に取り組む余裕がなく、まず始めに管理業務そのものの効率化に取り組む必要がありました。

これらの課題に対して、IT運用管理ソフトウェアを導入することで改善できないかと考え、販売会社主催の展示会で実機デモを見るなどして、約1年かけて製品選定を行いました。「SKYSEA Client View」は、他社製品に比べて管理画面が見やすく整理されており、メニュー構成もわかりやすいので、使いながら覚えていける印象を受けました。管理者の人数が限られる現状では、マニュアルを読み込んで操作を覚える時間的な余裕はありません。ですから、使いやすさはとても大切な要件でした。

従来の管理台帳では把握できてなかったPCも見つかりセキュリティリスクを軽減

導入後、まず実感したのは「社内PCの運用状況がよく見えるようになった」ということです。これまでは、表計算ソフトウェアで作成した管理台帳を手作業で更新して、IT資産を管理していました。以前から、PCの調達は情報システム課で行ってきたので、台数が少ないうちは、PC購入時に台帳へ記載して移動や廃棄があれば更新するといった方法でも、ある程度は管理できていました。しかし規模が大きくなるにつれ、移動や廃棄の状況が把握しきれず情報に漏れが発生することもあり、台帳を最新の状態に保つことが難しくなっていきました。

「SKYSEA Client View」では、資産情報が自動で収集されるので、日々の台帳更新作業がなくなっただけでも大きな効果を感じます。さらに導入後に資産情報を確認したところ、私どもで把握していなかったPCが多数見つかりました。現場で廃棄されていたはずのPCが使われないまま残っていたり、移動によって所属が変わっていたPCが台帳に反映できていなかったりと、ある程度の差異は覚悟していましたが、正直なところ予想以上でした。

社内に管理者が把握していないPCがあれば、持ち出しなどの不適切な行為があっても認識することができないため、情報セキュリティ上のリスクとなります。そういう意味で、各PCの情報が正確に把握できるようになったことは、今後のIT運用管理にとって非常に大きな意味を持つと感じています。

リモート操作がすぐに開始でき対応を始めるまでの時間が短縮

私ども情報システム課は、社内のヘルプデスク業務も担当しています。自社開発の業務システムを導入していることもあり、問い合わせを受けることが多く、平均して1日10件程度に対応しています。離れた拠点も多いので、こうした問い合わせ対応には「リモート操作」機能が欠かせません。以前は、リモートデスクトップなどを利用してクライアントPCに接続して対応していました。

「SKYSEA Client View」の効果をもっとも感じるのは、リモート操作を始めるまでの時間の短縮です。これまでは、PCのIPアドレスを教えてもらい、管理台帳上で検索を行った上でリモート接続するという手順を踏んでいたため、作業開始までに時間がかかっていました。「SKYSEA Client View」では管理画面上で当該PCがすぐに見つけられ、リモート操作が開始できるので、手早く作業に取りかかれます。それに加えて、PCの状態を一目で確認できるようになったことも大きいです。Windowsの更新プログラムはどのバージョンが適用されているのか、導入されているソフトウェアの構成はどうなっているのかといったことが管理機側で確認できるので、原因調査に必要な情報をすぐに入手できます。

搭載された機能で対応できる対策から情報セキュリティ規程を見直したい

「SKYSEA Client View」の導入によって、社内のPC利用状況がよく見えるようになってきたことから、社内で定めている情報セキュリティ規程の見直しを進めています。

まずは、「SKYSEA Client View」でできることを整理し、対応できる対策に一つひとつ取り組みたいと考えています。少人数で運用管理をしているので、情報漏洩対策を強化したことで管理業務の負担が増し、社内の情報セキュリティリスクに目が行き届かなくなってしまうと意味がありません。そのため、外部記憶媒体へのデータ書き出しといった特定の操作を制限したり、人為的なミスが起きやすい操作に対して、ユーザーに注意を促すアラートメッセージを表示したりといった、搭載されている機能で対応できるところから順に対策を強化していきたいと考えています。

2015年11月取材

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