• 特長
  • 機能
  • 導入事例
  • イベント・セミナー
  • サポート体制
  • お客様の声
  • 情報誌
  • 有償開放特許

孫子に学ぶ情報セキュリティ

第12話:大企業は小集団を多数作り、セキュリティ意識を浸透させよ。

原文の画像

現代語訳

およそ戦争に際して、大兵力を統率していながら、小兵力を統率しているように整然とさせることができるのは部隊編成の技術のおかげである。

大勢の兵士を戦闘させても、まるで少人数を戦闘させているように整然といくのは、旗や鳴りものなどの指令の設備のおかげである。

大軍の大勢の兵士が敵の出方にうまく対応して決して負けることのないようにさせることができるのは、変化に応じて処置する奇法と、定石どおりの正法の使い分け(奇正)のおかげである。戦争が行なわれるといつでもまるで石を卵にぶつけるように容易く敵を打ちひしぐことのできるのは、充実した軍隊で隙だらけの敵を撃つ虚実の運用(虚実)がそうさせるのである。

組織内部を上手く統率する技術は、戦争全体の勝敗を決するくらい重要なものです。その技術とは、情報伝達が組織全体の隅々まで速やかに行えるか、組織内部の仕事割りはきちんとしているかということです。
組織全体を一つの有機体のように仕上げ、そして動かす技術は、将軍(管理者)にとって必要な技術である、と孫子は説いています。

統制がとれる仕組みを!企業活動が地域的広がりを持つにつれて営業所・支店・支社などが拡充され、企業の機密情報に関与する従業員数は増加します。また、それは同時に情報漏洩のリスクが増大することも意味します。

それを防ぐには、各拠点に担当者を設け、その人から現場のセキュリティ意識を高めていく啓蒙活動や、社員全員に運用ルールを浸透させることが必要です。また、リスクが発生した場合には警告したり、通報したりするシステムが必要です。

さらに各拠点と本部をつなぐネットワークを作り、各拠点の状況を人的な報告ではなく、仕組みとして見られるように整備する必要があります。

情報セキュリティ対策はそれだけで付加価値を生むものではありません。変化に対応して末端まで浸透する仕組み作り、および自動的に統制が取れる仕組みが欠かせないのです。

酒井英之氏画像
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
経営戦略部長兼プリンシパル
酒井 英之

慶應義塾大学経済学部卒業後、ブラザー工業入社。
27歳のとき、仲間と広告会社を興すものの事業に失敗。このときの教訓を生かすべく、経営コンサルタントに転身。
「目標達成なくして人材育成なし」をモットーに、成果を出すコンサルティングにこだわり続け、指導した先は300社以上。
主な著書に『スーパー上司力!』(アーク出版)、『稼ぐチームのつくり方』『勝ち組になる会社・なれない会社』(以上、PHP研究所)など。
経済産業大臣認定 中小企業診断士。

トップページ戻る
ページの先頭へ
お問い合わせ カタログダウンロード
セミナーのお申し込み