スマートフォンとMTPモードを持つUSB機器を使用不可能にする設定について

  • 2014年9月29日にリリースされましたVer.9.220より、MTP/PTP接続デバイスの「読み取り専用」制御、およびファイル操作ログ収集に対応いたしました。MTP/PTP接続デバイスを「読み取り専用」にする設定については、別資料をご確認ください。
  • Windows端末に接続する場合の説明となります。Mac端末で制限可能な内容については、SKYSEA Client Viewの操作ガイドをご参照ください。Linux端末のデバイス制御については対応しておりません。

スマートフォンやデジタルカメラ、携帯音楽プレーヤー、タブレット端末など、MTPモードやPTPモードを持つ機器(WPD:Windows Portable Devices)をSKYSEA Client Viewで使用不可能にする方法は以下の通りです。
PTPモードやMTPモードで接続された場合、SKYSEA Client View Ver.9.200以前のバージョンでは「読み取り専用」の制御ができない為、使用禁止の設定をおこない、情報の持ち出しを制限する必要があります。
なお、最新のVer.9.220で、MTP/PTP接続デバイスの「読み取り専用」制御に対応しております。

1. デバイス種別制御設定で、一括で「使用不可能」に設定する
ただし、デバイスを個別に「使用可能」に設定している場合は、個別設定の制限が優先されますので、2.の作業をおこなう必要があります。
2. 個別設定で「使用可能」となっているデバイスを「使用不可能」に設定する
管理状態が個別に「使用可能」となっているデバイスを、「使用不可能」に変更します。
3. 初期登録の設定画面を確認する
初期設定の状態では、未登録のUSBデバイスを使用したときには「使用不可能」になるよう設定されています。ただし、この登録設定が「使用可能」となっていると、制御ができないため、「使用不可能」になっているか設定画面を確認してください。

1. デバイス種別制御設定で、一括で使用を制限する

「デバイス種別制御設定」画面で下記の種別のイラストをクリックし、「使用不可能」に設定します。

※なぜこれらの種別について「使用不可能」に設定する必要があるかについては、こちらをご参照ください。
※Ver.9.200以前のデバイス種別制御設定画面です。Ver.9.201.03以降、設定画面上に制限事項等を表記する仕様に変更しております。

[設定適用]をクリックし、適用範囲を確認し、[はい]をクリックします。

※Ver.9.200以前のデバイス種別制御設定画面です。Ver.9.201.03以降、設定画面上に制限事項等を表記する仕様に変更しております。

「設定変更確認」画面が表示され、設定が適用されます。

1.で一括に設定をおこなったとしても、デバイスを個別に「使用可能」に設定している場合は、個別設定の制限が優先されますので、2.の作業をおこなう必要があります。

2. 個別設定で「使用可能」となっているデバイスを「使用不可能」に設定する

「デバイス毎制御設定」画面から、管理状態が「使用可能」となっているデバイスを選択し「詳細表示」を選択します。

「使用制限設定」タブをクリックし、「管理状態変更」をクリックします。

管理状態を「使用不可能」に設定し、「OK」をクリックします。

詳細表示画面に戻ります。[OK]をクリックします。

USBデバイスの使用制限が設定されます。

初期設定の状態では、未登録のUSBデバイスを使用したときには「使用不可能」になるよう設定されています。ただし、この登録設定が「使用可能」となっていると、制御ができないため、「使用不可能」になっているか設定画面を確認してください。

3. 初期登録の設定画面を確認する

「デバイス管理」画面で[設定]をクリックします。

設定画面の「USBデバイス設定」タブをクリックし、設定画面を確認します。

なぜ [イメージスキャナー デジタルカメラ等][モバイル端末][カードリーダー/ライター
USBハードディスク USBメモリ等]に対して制限をかける必要があるのか?

スマートフォンをPCにUSB接続する場合、現在3つの接続モードが存在します。

  • 1. MTP(Media Transfer Protocol)モード
  • 2. PTP(Picture Transfer Protocol)モード
  • 3. カードリーダーモード

スマートフォンによる情報の持ち出しを防ぐには、それぞれの接続モードに対して使用制限をかける必要があります。

スマートフォンをMTPモード、PTPモードで接続した場合
「イメージスキャナー デジタルカメラ等」で登録・分類されます。
スマートフォンをカードリーダーモードで接続した場合
「カードリーダー/ライター USBハードディスク USBメモリ 等」で登録・分類されます。
スマートフォンをデバイス種別設定にてプリセット登録、または手動で「モバイル端末」で登録しているものについては「モバイル端末」に登録・分類されます。