PCの操作履歴(ログ)は、各種レポートに集計することで、労働時間や残業時間の把握に役立てていただけます。また、それらの集計結果とタイムカードや勤怠管理システムなどの記録とを照らし合わせ、勤務実態の調査に活用いただくことができます。
ログを集計・グラフ化し、労働時間の把握を支援
日々蓄積されるPCの操作ログを集計・グラフ化し、労働時間の視覚的な把握を支援します。Ver.12.2では新たに、ユーザーや部署ごとの残業時間を集計するレポートを追加。業務負荷の偏りなどを確認できます。
指定した期間における、業務時間外でのPCの使用時間を、残業時間として算出。ユーザー別・部署別での合計残業時間や、部署別の平均残業時間を集計、確認することができます。
集計結果を残業時間の多い順にグラフで表示。業務負荷の高い従業員や部署の確認にご活用いただけます。
PCごとに初回電源ON時刻と最終電源OFF時刻を一覧で表示。勤怠管理システムなどで申告された出退勤時間との差異を確認する際などにお使いいただけます。
レポートテンプレートはExcel形式のため、勤怠管理システムのデータとの照合に活用いただけます。
PCの稼働台数を日別でグラフ化。レポート上で休業日にPCが稼働していたのを発見した際に、休日出勤申請と照合するなどして、無断出勤の有無をチェックできます。
休業日の無断出勤をチェックすることは、労働災害やセキュリティの観点においても重要です。
PCの使用状況を時間帯別で表示。早朝や深夜などに、PCを用いて業務が行われていないかなどを確認できます。
ログオンやスリープなど、PCの状態を色分けして表示。単なる電源の切り忘れなのかの判断材料にもなります。
勤怠システムを社員番号などで管理する場合は、「アンケート」機能でPC利用者にアンケートを実施し、SKYSEA Client Viewに社員番号を登録して、照合できる情報を準備してください。PCと従業員が紐づいた状態でログデータをエクスポートしていただくことで、照合をスムーズに進めていただけます。
上記のレポートを確認し、タイムカードや勤怠管理システムなど従業員が自己申告した労働時間の記録と差異が見られた場合には、「ログ管理」機能でさらに詳しく実態調査を実施。PCのアプリケーションログなどを確認することで、「その時間、従業員が何をしていたのか」を確認できます。
出退勤時刻とPC使用時間の差異をチェック
SKYSEA Client Viewで収集したログオン・ログオフや操作開始・終了ログを、各メーカー様の勤怠 / 就業管理システム※1に取り込み、システムで管理している出退勤時刻と照合して差異を確認。労働時間の適正な把握を支援します。
「ノー残業」を推進するために、あらかじめ指定した日時に、PCを強制的に電源OFFにすることが可能です。また、従業員の帰宅や残業申請を促すために、それぞれのPCに定時前であることをメッセージで通知。残業申請のない従業員のPCに対しては、定時後、画面をロックするなど操作を制限することができます。
指定時刻に自動で電源OFF、定時退社日の「ノー残業」などの推進に
指定した日時に、PCを自動で一斉にシャットダウンできます。毎週の定時退社日などに電源OFFの設定をしておくことで、サービス残業への対策としても活用いただけます。
PCを電源OFFにする前の指定した時間に、デスクトップ画面上にメッセージを表示させ、従業員へ事前に通知しておくことができます。
従業員自身で電源OFFをキャンセルできないように、キャンセルボタンを非表示にすることができます。定時退社日の電源OFFを強制的に行いたい場合と、従業員に注意を促すことを主な目的とする場合とで、設定を柔軟に使い分けていただけます。また、電源OFFにしたPCを、指定した時間内は電源ONにできないように制限する機能も搭載しています。
定時終了前のお知らせで、帰宅や残業申請を促す
定時終了前の指定した時間に、各PCのデスクトップ画面にメッセージを表示することで、従業員の帰宅や画面上からの残業申請を促すことができます※1。残業申請が行われないまま定時を過ぎたり、申請した残業時間を超過した場合には、PCのネットワーク接続を 遮断することができます※2。
従業員が残業申請をしておらず、PCがネットワークから遮断されたとしても、オフラインの状態で業務を続けることも考えられます。Ver.12.2では、このようなPCに対しても操作を制限できるよう、残業申請がない場合に画面をロックする機能を搭載しています。
日々の残業時間を適切に把握、状況の早期改善を支援関連特許取得 特許第5697917号
「残業時間お知らせメッセージ」から行われた残業申請の承認 / 拒否、および当月の累計残業時間や作業時間の確認が行えます※1。タイムカードなどでの月ごとの集計ではなく、残業時間を日々適切に把握することで、業務負荷の偏りといった状況の早期改善にお役立ていただけます。
SKYSEA Client Viewでは、管理機ごとに使用できる機能や、閲覧できる画面を制限できます。管理職やマネージャーが、自分の部署の従業員の労働時間のみを管理し、労働時間が適切かどうかを確認する体制づくりをサポートします。