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Sky株式会社

公開日2024.04.19更新日2024.05.10

PCは“買うもの”から“利用するもの”へIT資産管理の負荷を軽減する
レンタルPCという選択肢

著者:Sky株式会社

IT資産管理の負荷を軽減する<br>レンタルPCという選択肢

多くの企業で人材不足が課題とされるなか、とりわけIT人材の不足は深刻化しています。情報システム部門においても、人材不足による高い業務負荷に悩まれている方が多いのではないでしょうか。今回は、そんな情報システム業務の負荷軽減に有効な、レンタルPCを活用したIT資産管理業務の効率化についてご紹介します。長年、PCを含むさまざまな機器のレンタルサービスを提供しているオリックス・レンテック株式会社のお二人にお話を伺いました。

長見 定則

オリックス・レンテック株式会社
西日本営業第一部 西日本ICTチームリーダー

長見 定則

中岸 健登

オリックス・レンテック株式会社
西日本営業第一部 西日本ICTチーム

中岸 健登

オリックス・レンテック株式会社

日本初の測定器レンタル会社であるオリックス・レンテック株式会社は、1976年にオリックスグループの一員として誕生しました。ハイテク機器のレンタルを中心に製造現場やIT環境などの課題解決に貢献し、高度化・多様化するニーズに応えるソリューションを提供し続けています。

イニシャルコスト削減だけではない
レンタルPCのメリットとは?

深刻化するIT人材不足 すぐに取り組める解決策は?

さまざまな業界・職種で人材不足が問題になっている昨今。特にIT人材の確保は困難を極め、経済産業省が公表した2019年のIT人材に関する調査でも、2030年にはIT人材が最大約79万人不足すると予測されています。当然、情報システム部門も例外ではなく、多くの企業で人材不足への対策が喫緊の課題といわれてきました。

しかし、人材の採用や育成には時間がかかるため、人を増やすことですぐにこの課題を解決するのは困難です。そこで注目を集めているのが、情報システム業務のアウトソーシングによる業務効率化。中でも比較的すぐに取り組める方法として、レンタルPCの活用が挙げられます。

1976年創業のオリックス・レンテック株式会社(以下、オリックス・レンテック)は、レンタルPCのサービスを展開する企業の一つです。レンタルサービスのメリットについて、同社の長見 定則 氏(以下、長見 氏)はこう語ります図1

「レンタルPCには、キッティングやメンテナンス、修理などの対応がサービスとして含まれています。情報システム部門の方がこうした対応にかけている手間や時間が削減されることで、本来の業務であるセキュリティ対策・DX推進などに注力できるようになります」

PC導入時の選択肢 リースとレンタルの違い

一般的に、業務用PCなどの機器を導入するには、次の4つのフローが必要です図2

まず1つ目が「調達」で、必要な台数やスペックから希望する機種を選定します。続いて2つ目の「導入」では、社内の業務状況を踏まえてスケジューリングし、キッティング作業を行った上で配布。その後、日々のメンテナンスやトラブル対応を行うのが3つ目の「管理」です。この「管理」には、OSやソフトウェアのバージョン管理も含まれます。そして4つ目が、データ消去、ディスク破壊などを含む「廃棄」の作業です。

4つのフローを進めていく手段として、購入・リース・レンタルの3つがあります。このうち、リースとレンタルは「期間を決めて月額で機器を借りる」という点では似ているように見えますが、実際は大きな違いがあるのだそう。同じくオリックス・レンテックの中岸 健登 氏(以下、中岸 氏)は「リースの場合、機器の貸し出し料金を分割で支払っていただくというイメージですが、レンタルにはサービスが付随するので、日々の運用までサポートできます」と解説します。

また、リースは5年~10年と長期間での契約が多く、契約期間中の解約は原則できません。そのため、複合機や重機、物件など長く使い続けるものがリースの対象になります。一方レンタルでは、日単位や週単位といった短期間の契約も可能で、レンタルDVDやレンタカーなどのサービスがわかりやすい例です。

高まるデータ流出のリスク より安全にPCを廃棄するには

レンタルPCでIT資産管理業務の一部をアウトソーシングすることには、ほかにもさまざまなメリットがあります。その一つが、データ流出への備えです。購入やリースでPCを利用していた場合、通常は廃棄時の対応を自社で行う必要があります。PCを廃棄するにはデータ消去や廃棄証明書の取得などの手間がかかるため、専門業者に有料で委託する企業も少なくありません。

しかし、過去には廃棄を請け負った業者の従業員によるデータ流出の事例も発生しています資料。こうしたリスクから自社を守るためには、より安全な廃棄方法を選択することが重要です。

これについて中岸 氏は、「オリックス・レンテックでは、レンタルPCのデータ消去について、返却時にお客様に対応していただいた上で、自社内でも実施しています。返却いただいたPCは次のお客様にお貸しする『商品』ですから、自社を守るためにもデータ消去の対応は徹底しています」と説明します。

メンテナンス対応など“見えないコスト”を削減

リース・レンタルのもう一つのメリットが、イニシャルコストの削減です。購入する場合はある程度まとまった金額の予算が必要になるケースがほとんどですが、リースやレンタルなどの月額サービスではイニシャルコストを抑えて利用をスタートできます。しかし、レンタルではサービス料金が加算されるため、リースに比べて月額が高くなることも。

これについて長見 氏は「『レンタルは高い』というイメージをお持ちの経営者の方も少なくありませんが、運用にかかる手間や時間などの“見えないコスト”を削減できると考えれば、決して無駄ではないはずです」と語ります。

さらに、レンタルは在庫がある中からメーカーや機種を選択して契約するため、リースと比べて臨機応変な対応が可能に。リースでは、希望機種の在庫がすぐに用意できない場合は入荷を待つ必要がありますが、レンタルなら「明日から」「来週から」といった急な依頼にも対応できることが多いといいます。

ドローンも3Dプリンターも 多種多様な商品をレンタル可能

一方、レンタルのデメリットとしては、利用が長期間に及んだ場合にコストがかさみやすい点が挙げられます。月額で一定の料金を支払い続けるため、長期間の利用で結果的に購入するよりも高くなってしまうケースも。

「とはいえ、古い機器を使い続けることはあまりお勧めできません。長期間利用したPCはトラブルに見舞われる確率が高くなり、突発的な対応に追われる機会が増えます。そうした対応を減らすためにも、2~3年で新しいPCに切り替えるのが望ましいでしょう。

入れ替え対応であれば、あらかじめ作業の計画を立てることができるので、突然のトラブル対応に比べて安心して取り組めるというお話も伺います。定期的に機種を入れ替えて、より良いスペックの機器を利用した方が、業務改善や効率化にもつながりやすいのではないでしょうか」(中岸 氏)

オリックス・レンテックでは、4万種・280万台(2024年現在)の商品がレンタル可能で、入れ替えの際の選択肢が充実しています。PCはもちろん、ドローンや3Dプリンター、ロボットなど幅広いラインアップを取りそろえているのも特徴です図3

「1976年に日本初の測定器のレンタルサービスを提供する会社として誕生した当社は、ニーズの多様化に合わせて取り扱い機器の種類を増やしてきました。新規事業を検討する際に検証用としてレンタルするなど、さまざまな用途にご利用いただきたいと考えています。

2023年4月にはIT専門の技術センターである『相模原技術センター』を新たに開設。既存の3つの技術センターと同じく当社エンジニアが機器のメンテナンスにあたるなど、品質向上に努めています」(長見 氏)

こうしたレンタルサービスの活用で、業務状況や事業内容に最適化した運用が可能に。常に最新の機種を業務に取り入れるなど、より働きやすい環境の実現にも寄与できます。

SKYSEA Client ViewでIT資産管理をさらに効率化

レンタルPCの期限もSKYSEA Client Viewで管理

IT資産管理にかかる負荷を高めてしまうもう一つの問題点が、表計算ソフトウェアなどを利用した手入力での作業です。これはリースやレンタルでPCを手配しても同様に生じる問題で、「大手企業でも意外とアナログな手法でPCを管理されているところは少なくない」(長見 氏)といいます。

そんな状況を改善する手段として有効なのが、資産管理ツールを活用したPCの一元管理です。例えばSKYSEA Client Viewでは「端末機No.」「部署名」「ログオンユーザー」などをハードウェア情報として登録または自動収集することができます。

さらに、リースやレンタルしたPCの「導入日」「返却期限日」等を入力しておける項目もあり、PC管理に必要な情報をまとめて管理することが可能です。返却期限日が近づいたらアラートが上がるように設定しておき、必要な対応を利用者のPCに表示させるなど、よりシステマチックに管理できます。

「社内すべてのPCを一度に入れ替えるのではなく、一部の部署から試験的に導入する企業さんも多いんです。その場合、導入日や返却期限日も部署によってバラバラになりますから、SKYSEA Client Viewでまとめて管理できれば、より効率的だと思います」(中岸 氏)

情報システム業務の効率化でIT人材の不足に備える

従来、日本ではPCを購入して利用する企業が多く、まだまだレンタルという選択肢がうまく活用されていないのが現状です。中岸 氏によると「ある統計では、9割近くの企業がPCを購入していて、レンタルやリースを選択しているのは1割程度」だといいます。

今後さらに深刻化していくことが予想される人材不足への対策として、PC利用に関する作業をアウトソーシングできるレンタルは有効な手段の一つです。SKYSEA Client Viewの活用など管理方法の見直しも含めて、IT資産管理の効率化を検討してみてはいかがでしょうか。

最後に、オリックス・レンテックのお二人から読者の皆さまにメッセージをいただきました。

お二人からのMessage

長見 氏

最近では「Device as a Service」とも呼ばれるとおり、PCは「買うもの」ではなく「利用するもの」として、それぞれの業務により適したかたちで活用する企業が増えています。メンテナンスなどのサービスまで含めて最新機器を提供できるレンタルは、その代表的な手段の一つです。単に機器をお貸しするだけでなく、お客様の営業効率向上に貢献できるサービスを提供していきたいと考えています。

中岸 氏

企業によって抱える課題はさまざまですが、特に情報システム業務のお悩みについては、レンタルサービスの活用で解決できるケースも少なくありません。人材不足などの要因から「うちではできない」と諦める前に、とにかく一度、オリックス・レンテックにご相談ください。皆さまのお力になれるよう、多種多様な選択肢をご用意してお待ちしています。

(「SKYSEA Client View NEWS vol.95」 2024年4月掲載 / 2024年1月取材)