繊維・化学・食品 M1 Cloud Edition 89CL

より安全なPC環境の構築を効率的に実現

導入・運用が手軽なクラウド版で
資産管理をスモールスタート

業務部 情報システム担当:玉木 祐太郎

旭酒造は純米大吟醸「獺祭(だっさい)」を製造・販売し、世界35カ国以上に輸出している山口県の酒蔵です。お酒造りに関わる蔵人は190名以上と全国で最も多く、数あるメーカーの中でも手間をかけて日本酒を製造している酒造の一つといえます。2023年の夏にはニューヨーク州に初の海外拠点となる醸造所が完成。日本とアメリカの両国で、より手間をかけた高品質でおいしいお酒造りを目指しています。

導入経緯

クラウド版を選んだ理由は
“サーバーレスで手間なく始められる”こと

従来、当社ではMicrosoft Excelを使って資産管理台帳を作成し、担当者がほかの業務と兼務しながら手作業で更新していました。しかし、自社製品の販路が海外にも広がり、事業が急激に拡大したことで、資産管理業務の負荷も増加。兼務での対応が困難になったため、社内で情報システム業務の専任担当者の枠を新設しました。

とはいえ、専任担当者1人ですべての社用PCを管理しなければならず、業務の効率化が必須に。そこで、手軽に導入・運用できる資産管理ソフトウェアについて販売会社に相談したところ、「SKYSEA Client View」のクラウド版である「M1 Cloud Edition」を薦められ、2023年3月に導入しました。

導入の決め手になったのは、「SKYSEA Client View」自体のアップデートやクラウド上にあるサーバーのメンテナンスなどを当社側で行う必要がなく、限られた人員でも管理がしやすいことです。また、金額がオンプレミス版より手軽でスモールスタートしやすいことに加えて、市場シェアの高さも導入を決めるポイントになりました。

導入効果

“自動アップデートの漏れ”がないか
管理画面からまとめてチェック

当社はさまざまな部署に分かれていますが、PCを使用する機会が多いのは事務部と営業部です。特に営業部の社員は、お客様先への訪問や全国各地への移動もあり、OSやソフトウェアのアップデート作業をすぐに行うことが難しい場合も。そこで、更新プログラムの適用が漏れているPCがないかどうかを、「SKYSEA Client View」からまとめて確認するようにしています。

中でもWindowsの更新プログラムは、リリース後すぐに適用できるよう自動でアップデートされる設定にしていますが、適用が漏れてしまうケースも。そのため、古いバージョンを利用しているPCが確認できたら、使用者に連絡してアップデートを促しています。

今後はさらに確実な適用を目指して、アップデートが漏れてしまったPCには「ソフトウェア配布」機能を利用して更新プログラムを一斉配布することも検討中です。

情報漏洩リスク軽減のため
“機密情報の印刷をログからチェック”

「SKYSEA Client View」の導入は社内に広く周知し、従業員のセキュリティリテラシー向上にも役立てています。各PCの操作ログを詳細に取得できることが、業務外でのPC利用や安全性が確認できないWebサイトの閲覧などを抑止する効果につながったと感じています。

また、個人情報をはじめとした機密情報へのアクセスは専用PCのみに制限しており、そこでどのようなデータが印刷されたかを「SKYSEA Client View」のログからチェック。機密情報の不要な持ち出しを未然に防ぐことで、情報漏洩につながるリスクを軽減しています。

なお、インターネット経由で管理コンソールが利用できる点も「M1 Cloud Edition」のメリットです。災害等で出勤が難しい場合も、自宅からログやアラートをチェックし、各拠点の社員をサポートすることができます。

展望

さらなる業務効率化に向けて
“他社製品との連携”を含め幅広く活用

現在当社では、勤怠管理ソフトウェアやウイルス対策ソフトウェアと「SKYSEA Client View」との連携を検討中です。「SKYSEA Client View」の導入効果を最大限に高めるため、他社製品との連携も積極的に取り入れ、総務や人事など幅広い業務で活用していきたいと考えています。

また、「M1 Cloud Edition」は少ない人員でも手軽に運用が始められるよう、利用できる機能が厳選されているエディションです。当社の事業が拡大するにつれて、セキュリティ強化にも注力していく必要があるため、より多機能なオンプレミス版への移行も視野に入れて活用の幅を広げていきます。

2023年10月取材

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