商社・卸・小売

旭食品株式会社 様

Light Edition
4,200 CL

セキュリティパッチ適用時の回線負荷をキャッシュ配布で軽減 勤怠管理に起動・終了ログを活用し長時間労働対策を実施

所在地
高知県南国市
旭食品株式会社様 外観

旭食品株式会社(本社高知)は大正12年創業の食料品卸売業の会社です。各支店が地域に密着する営業、物流体制を持ち、西日本(近畿・四国・中国)を中心に事業所を展開し、九州、中京、関東地区にも鋭意進出を図っています。2013年には青森県と石川県の企業とトモシアホールディングス株式会社(本社東京)を発足し全国展開する小売業への対応も行っています。

ポイント
勤怠に関する内部監査として、労働時間の記録と実作業状況の照合に操作ログを活用
ソフトウェアのインストール状況を把握し、保有ライセンス数の見直しを実行
依光 功 様 / 村田 慎弥 様

経営統合に伴って入れ替えを検討し、機能比較の結果と使いやすさを評価

私どもは、2013年に3つの事業会社を経営統合することになり、そのタイミングでIT資産を全社一括で運用管理できるようにして、セキュリティレベルの底上げを図ることになりました。すでに、旭食品では他社のIT資産管理ツールを導入していたのですが、既設ツールを継続使用するかを検討した結果、担当者から「デバイス管理機能が使いづらい」という意見が挙がり、入れ替えも視野に入れて一から製品選定をすることにしました。

そこで、インターネットで自ら調べた情報を基に販売会社に相談した際、「SKYSEA Client View」が候補に挙がりました。その後、従来のIT資産管理ツールで活用していた機能が搭載されていることを前提として、3社の製品を比較しました。このときも、各メーカーの提案資料と営業へヒアリングした情報から、自分たち独自で3製品の比較資料を作って検討を行いました。こうした機能ベースでの比較結果に加えて、操作性やコストパフォーマンスにも優れていることが決め手となって経営統合する3社の意見がまとまり「SKYSEA Client View」に決定しました。当社では、操作性が入れ替え検討のきっかけでしたので「より使いやすい管理ツール」を求めており、特に「SKYSEA Client View」の操作性は高く評価しました。

ファイル捜索などのヘルプデスク対応も操作ログを使って迅速に対応

当社では、操作ログを勤怠管理に役立てています。数年前から長時間労働の是正と、サービス残業の撲滅に取り組んでおり、「SKYSEA Client View」導入前から、内部監査部門にWindowsのイベントログを渡して、勤怠管理システムに記録されている勤務時間とWindowsのイベントログに記録されているPCの稼働状況の差異をチェックしていました。しかし、Windowsのイベントログはシステムに詳しくなければわかりづらいなどの問題があり、内部監査部門の社員にもわかりやすいログを提供したいと考えていました。

「SKYSEA Client View」のログは、いつどのアカウントでPCを起動したといった情報がわかりやすいので、現在は内部監査に「SKYSEA Client View」を活用しています。内部監査部門には、勤怠管理システムのログとの照合に必要な起動・終了ログに社員コードを紐づけて渡し、勤怠管理システムと基幹システムのジョブ履歴などと照合しています。

起動・終了ログを内部監査部門に渡し勤務実態を確認

そのほか、操作ログは所在不明になったファイルを探すときにも活用しています。当社では、全事業所が共有して使うファイルサーバーを設置していますが、誰かがファイルを削除したり、移動したりといった誤操作があれば、共有ファイルの所在がわからなくなってしまいます。このような場合にもファイル名などを頼りに操作ログを検索すると関連するログがすぐに見つかります。「SKYSEA Client View」は、ファイルに対する操作ログを起点に、その前後の操作が簡単に確認できる「ファイル追跡」機能があるので「今すぐファイルを使用したい」といった要望があっても、時間をかけずに対処できます。

ソフトウェア更新の一斉適用ではキャッシュ配布で回線負荷を軽減

以前から、許可したアプリケーション以外は使用できないように管理してきましたが、「SKYSEA Client View」の導入後は、ウイルス対策ソフトウェアなどのインストール状況を把握して、ライセンスの管理にも活用するようになりました。集積した情報を基に、毎年度末のソフトウェア棚卸に活用して使用ライセンス数の増減を確認し、余剰ライセンスなどで無駄が発生していないかといった見直しを図るようにしています。

また、ソフトウェアのセキュリティパッチの適用時には「ソフトウェア配布」機能を活用しています。このとき、ソフトウェアのデータを転送する必要があるため、ネットワークに大きな負荷がかかることが気掛かりでしたが、サポートに問い合わせた際に教えてもらったキャッシュ配布を行える設定により回線負荷が軽減できました。「SKYSEA Client View」自体のバージョンアップも含め、ソフトウェアの更新には大きなデータ容量を要する場合もあるため、この機能はたびたび活用しています。

キャッシュ配付でネットワークの負荷を軽減

IT資産の利用状況を確認して無駄な新規購入コストを抑制

当社では、PCなどのIT資産を購入する際、機材の購入手配は本社で行っています。これは、支店ごとに購入すると、どうしても無駄が発生しやすいからです。そこで、本社ではPCなどの利用台数やソフトウェアライセンスの最適化のために、月に一度PCの稼働状況を確認して半年間起動していないなど長期間利用した形跡のないPCやソフトウェアは、支店に連絡をして本社で引き取り、ほかに必要としている支店などに転用しています。こうすることで、何らかのIT資産が必要になるたびに新たに購入するのではなく、すでにあるものを活用することで無駄を最小限におさえられると考えています。社員が育児休業しているなどの理由で、しばらくPCが起動されていないようなときにも、必要性を支店に確認することで、PCやライセンスの管理徹底を促すことができるメリットも感じています。

2017年10月取材

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