「Baidu IME」のインストール状況の確認と、インストールを禁止にする手順、およびアンインストーラーを起動するツールについて

このたび、中国の検索大手「百度(バイドゥ)」の日本法人が無償提供している日本語入力ソフトウェア「Baidu IME(バイドゥ・アイエムイー)」によって、ユーザーがパソコンで入力した文字列データが、外部サーバーに無断で送信されるという問題が報道されました。
この報道を受け、「Baidu IME」の利用にあたっては情報漏洩の恐れもあるものとして、注意が必要だと指摘されています。
この問題への対策の一環として、SKYSEA Client Viewを使って管理しているクライアントPCに「Baidu IME」がインストールされていないかを確認するための手順と、インストールを禁止するための手順、および「Baidu IME」のアンインストーラーを起動するツールについてご紹介いたします。
本製品が情報セキュリティリスクの回避に役立ち、皆さまの情報管理の一助になれば幸いです。

保守契約ユーザー用Webサイトにて「Baidu IME」のアンインストーラーを起動するツールを公開しております。ぜひご活用ください。
<保守契約ユーザー用Webサイト:「Baidu IME」アンインストーラー起動用VBSスクリプト

当社の検証環境にて検証した情報となります。ご使用の環境やソフトウェアのバージョンによっては、当てはまらない場合があります。また、操作手順は、SKYSEA Client View Ver.8.2を使って作成しています。

初回掲載日:2013年12月26日
最終更新日:2014年1月7日

「Baidu IME」のインストールを状況を確認する

「Baidu IME」がインストールされている端末機を把握するために、SKYSEA Client Viewの「アプリケーション一覧」画面を使って、「Baidu IME」がインストールされている端末機を抽出します。

操作手順

  1. 部署を選び、「資産管理」タブ→[アプリケーション一覧]をクリックする。
  2. [アプリケーション]→「アプリケーション別」タブをクリックし、検索欄に「Baidu IME」と入力し、[絞込]をクリックする。
    SKYSEA Client View Ver.8.2より前のバージョンをご使用の場合は、「アプリケーション別 インストール状況一覧」の「アプリケーション名」に「Baidu IME ●●」と表示されていないか確認してください。表示されている場合は、操作手順3に進んでください。表示されていない場合は、以上で操作は完了です。
    ※●●には、3.5などバージョンの表記が入ります。
  3. 「アプリケーション名」に「Baidu IME ●●」と表示された場合は、「Baidu IME ●●」をクリックし、「インストール状況」に「○」と表示されている端末機を確認する。

    ※●●には、3.5などバージョンの表記が入ります。

    「Baidu IME」がインストールされている端末機が確認できます。

「Baidu IME」のインストールを禁止する

「Baidu IME」の新規インストールを禁止します。禁止する方法は、「アプリケーションアラート」の「アプリケーション実行」の設定で、「BaiduType_Setup.exe」「BaiduType_Setup_Light.exe」を実行禁止のアプリケーションとして登録します。

本手順は、「Baidu IME」の新規インストールを禁止する方法について記載しています。 本手順では、すでにインストールされている「Baidu IME」の起動は禁止できません。

操作手順

  1. 「設定」タブ→[アラート設定]をクリックする。
  2. [アプリケーションアラート]をクリックし、設定する部署を選び、「デスクトップアプリケーション」にチェックを入れる。
  3. 「禁止」にチェックを入れ、その他のアラート設定を行い、[設定]をクリックする。
  4. [追加]をクリックする。
  5. 「BaiduType_Setup.exe」と入力し、アラート設定をし、「除外時間なし」を選び、[OK]をクリックする。
  6. [追加]をクリックする。
  7. 「BaiduType_Setup_Light.exe」と入力し、アラート設定をし、「除外時間なし」を選び、[OK]をクリックする。
  8. [OK]をクリックする。
  9. [適用]をクリックする。
    「BaiduType_Setup.exe」「BaiduType_Setup_Light.exe」の名称変更によるインストール禁止の回避を防ぐ場合は、「禁止アプリケーションの名称変更」にチェックを入れ、「禁止」にチェックを入れてください。実行禁止に設定されたアプリケーションの名称が変更できなくなり、名称変更によるインストール禁止の回避が防げます。
  10. 必要事項を設定し、[はい]をクリックする。

    「Baidu IME」のインストールが禁止されます。

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