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株式会社TBSテレビ 様

Light Edition
5,000 CL
Option
リモート操作

現状把握の手間を軽減できるツールへの入れ替え セキュリティパッチの一斉配布が適用漏れ防止と情報漏洩対策に

所在地
東京都港区
株式会社TBSテレビ様 外観

株式会社TBSテレビは、2015年4月1日にテレビ放送60周年を迎えました。テレビ60周年を迎えるTBSの新キャッチフレーズは、「未来へつなぐ。From TBS」。これからも皆さまとともに歩むTBSであり続けるために、私たち一人ひとりが皆さまの気持ちに寄り添いながら、さまざまなコンテンツやサービスをお届けしていきたいと考えています。

ポイント
「ソフトウェア配布」で全台にパッチファイルを配布し、適用漏れを防止
複数台同時接続のリモート操作で問い合わせ対応を効率化
栗原 純 様 / 岡崎 誠澄 様

インベントリ管理だけでなく、業務を効率化できるツールへの入れ替えを検討

私どもは業務の特性上、さまざまな媒体を介して情報を入手しており、USBデバイスの使用やWebサイトのアクセスを制限することが難しいため、たびたびPCのウイルス感染が発生してしまいます。そのため、実行ファイル形式のウイルスやWinnyなどのファイル交換ソフトウェアのインストールを検知する目的で、約11年前に資産管理ツールを導入しました。当時は、ツールを導入するための予算が確保できていないなかで対策を急がなければならず、機能よりも価格を優先せざるを得ない状況で、インベントリ管理ができるという最低限の条件で選定しました。

近年は、ウイルス感染を未然に防ぐための対策強化に取り組んでおり、ブラウザや各種アプリケーションのセキュリティパッチ適用に注力しています。しかし、以前の資産管理ツールは、パッチの適用やソフトウェアのインストールに使用すると操作性に難があり、業務を効率化するための運用管理ツールとしては思うように活用できませんでした。

また以前、あるソフトウェアメーカーからソフトウェアライセンスに関する調査の要請を受け、当時の資産管理ツールで現状把握を行ったのですが、ソフトウェア情報をいったんCSV形式のファイルに出力しなければ確認できず、メーカーの要求に合わせて情報を確認しようとするたびに時間がかかっていました。さらに、ソフトウェア情報が実行ファイルのファイル名しか取得できなかったため、ソフトウェアの製品名称と照合する作業に大変手間取りました。

そこで、これまでのインベントリ管理を充実させることに加えて、業務の効率化を図るために、操作性や「リモート操作」機能が搭載されていることを中心に数社の運用管理ツールを比較検討。機能面はもちろん、ライセンス体系のわかりやすさなどから「SKYSEA Client View」を採用しました。

脆弱性への対策として管理機からセキュリティパッチを適用

当社では、脆弱性対策の一環として、OSやブラウザ、動画再生ソフトウェアなどに新しいセキュリティパッチが提供されるたびに、インストールされているPC全台に適用しています。しかし、以前は適用作業を社員が自ら行っていたため、毎回いつまでも適用されないPCが多数発生し、徹底に苦慮していました。今は「ソフトウェア配布」機能で一斉に実行できるようになった上、適用状況を一覧で確認しながら管理できるようになりました。

現在、社員が使用するユーザーIDにはソフトウェアのインストール権限を付与していません。そのため、インストール作業はすべて私ども情報システム局で対応しています。作業を行うPCがインストール権限のないユーザーIDでログオンしている場合でも、「Administrator権限設定ツール」を使うと、管理者権限のユーザーでログオンし直す必要がなく、効率的にインストールできます。

また今後は、「ソフトウェア配布」機能を使って、社員が自分の業務状況に応じて好きなタイミングでインストールを実行することもできるようにしたいと考えています。一覧からインストールするソフトウェアを選ぶだけで、必要なソフトウェアをインストールでき、社員に負担をかけることもありません。しかし、現在当社が使用しているバージョンでは、配布用に登録しているすべてのソフトウェアが表示されるため、自分の部署には必要のない業務用アプリケーションも選択できてしまいます。これについては「SKYSEA Client View」をバージョンアップすることで、部署ごとにソフトウェアのリストが作成できると聞いていますので、バージョンアップを行って活用していきたいと思います。

「端末機からのインストール / アンインストール」画面

「SKYSEA Client View」を導入したことで、以前の資産管理ツールよりも収集できる情報が増えました。さらに、「アプリケーション一覧」では、端末機を選んでインストールされているソフトウェアの一覧を確認したり、アプリケーションを選んでインストールされている端末を確認するなど、素早く状況が把握できるようになりました。情報をCSV形式のファイルに出力して加工して確認するといった手間がなくなり、以前に比べて現状把握が非常に楽になりました。近年ライセンス体系が複雑になっているソフトウェアライセンスの管理にも注力することを予定しており、今後は「ソフトウェア資産管理(SAM)」機能を活用していきたいと考えています。

ログでウイルスの感染経路を特定し、再発防止のための対策に活用

当社は、放送事業者としてより多くの情報を視聴者の皆さまへ提供するため、さまざまな媒体を駆使して情報を集めています。そのため、ウイルス感染のリスクは他の企業よりも高く、クライアントPCとメールゲートウェイ用にそれぞれウイルス対策ソフトウェアを導入し、少しでも多くのコンピューターウイルスに対応できるようにしています。感染が確認された際には、再発防止のために感染ルートを特定することが大切ですが、以前は勘と経験によって怪しいファイルに見当を付け、そこから探っていくという手法でした。

現在は、ログを確認することでWebサイトへのアクセスによる感染なのか、USBデバイスなどにより感染したのかといった感染経路が確認できます。有害なファイルを配布する非合法なWebサイトへのアクセスが原因だと疑われる場合などには、アクセスを禁止するかを判断するための材料として役立っています。

複数台に同時接続できるリモート操作で問い合わせ対応を効率化

ヘルプデスク業務にリモート操作が欠かせないものになっています。しかし、以前は接続できる台数が1台だけだったので、ある端末機に接続しているときに、別の社員から問い合わせがあると、リモート操作は使えませんでした。その点、「SKYSEA Client View」のリモート操作は、同時に複数台にアクセスできるので、問い合わせ対応が重なっても、効率よく対応できます。また、ディスプレイを2台使用して業務を行う部署もあるため、マルチディスプレイに対応している点も、当社に適していると感じています。

2015年5月取材

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