システムインテグレーター LT 300CL
オプション:送信メールログ

サイバー攻撃を100%防ぐのが困難な時代の管理策

万が一に備えた迅速な対応のためログのわかりやすさを重視

左から、ビジネスデベロップメントDiv. ストラテジーデザインSec. マネージャー:森田 昌希
テクニカルDiv.2 ITデザインSec. チーフ:右佐林 紀成

アンダーデザイン株式会社は、1949年に旭電気株式会社として設立し、電話交換機の工事業などを展開。2018年、現社名に変更してからは「あらゆる企業を挑戦のステージへ」を新たなビジョンに掲げ、ICTインフラの構築やコンサルティングを中心にオフィスの空間デザインなども手掛けています。

導入経緯

お客様への提案にも生きる
“ユーザー数No.1の安心感”

当社は、セキュリティ商材を扱う販売店であるという立場から、サイバー攻撃や情報漏洩対策には力を入れています。そのため、以前より資産管理ツールを導入し、自社のIT資産を管理してきました。しかし、社員から「今後はシステムを販売するだけでなく、自社での運用ノウハウも併せてご紹介していくことで、より良いサービスが提供できるはずだ」との声が上がったことをきっかけに、社内で使用しているツールを検討し直すことに。

選定の際には自分たちが使いやすいかどうかはもちろん、販売店として「売りやすいか」という要素も重視しました。「SKYSEA Client View」を選んだのは、直感的に操作できるだけでなく、知名度の高さがお客様の安心感につながると考えたからです。

導入効果

“問題発生時の素早い原因究明”につながる
知りたい情報にすぐたどり着ける操作性

年々サイバー攻撃の手法が巧妙化、かつ多様化しているなか、対策をしていても100%攻撃を防ぐのは困難です。そこで大切なのは、マルウェアなどに感染した際、素早く原因を究明し、再発防止のための対策を打つことだと考えます。そのため、ログの閲覧にはすぐに状況が確認できる操作性と検索結果のわかりやすさが求められます。

以前導入していたツールでは、検索機能に使いづらさを感じていました。該当PCのログを目的に沿って確認したい場合にも、毎回時間がかかっていましたが、「SKYSEA Client View」は検索機能が充実しているため、見たいログをすぐに表示させることが可能です。もしマルウェア感染が発生してしまっても、素早い原因究明につながると期待しています。

さらに、社内ルールにのっとったPC利用ができているかの確認にも、「SKYSEA Client View」を活用中です。社員が自由にオンラインストレージを利用すると情報の管理が難しくなるため、当社では指定したサービスのみに利用を限定し、ルールが守られているかをチェックしています。

USBメモリやPCの管理に利用し
“管理ミスによる情報漏洩”を防止

資産管理ツールの入れ替えを検討していた当時、会社の情報を社員が持ち出したことによる情報漏洩のニュースがよく報じられていました。当社でも万が一の事態に備え、オプション機能の「送信メールログ」を追加し、メールの本文や添付ファイルに情報漏洩につながる内容が含まれていないかチェックできるようにしています。

加えて、USBメモリの管理にも「SKYSEA Client View」を活用しています。どうしてもUSBメモリでデータのやりとりを行わなければならない場面があるため、会社支給の暗号化機能付きのUSBメモリに限り使用を許可。それ以外は接続時にアラートが表示されるよう設定しています。

また、使用されていないPCやUSBメモリの放置は情報漏洩リスクにつながるので危険です。当社では定期的に「SKYSEA Client View」でUSBメモリの使用頻度やPCのログオン・ログオフ時間などをチェックして、長期間使用されていない場合は、所在や必要性を確認するようにしています。

展望

“労務管理やヘルプデスク業務を効率化”
より良い労働環境の確立を目指す

社員にとって働きやすい職場であることは、人材採用においても重要な要素です。もちろん当社ではサービス残業や長時間労働は禁止ですが、それが徹底されているかを確認するためには勤務実態の把握が欠かせません。しかし、当社にはサポート対応のためシフト勤務を行っている部署があり、お客様先での作業が休日に発生する場合もあるため、残業時間の把握など勤怠管理に関わる業務が複雑です。そのため、テレワークも含めて勤務実態をシステム的に把握できるようにしたいと考えています。そこで、既定の時間にポップアップで残業申請を表示する「残業時間お知らせメッセージ」の活用を検討中です。

また、社内でのヘルプデスク業務効率化のために「リモート操作」機能の導入も検討しています。現在は操作の問い合わせやPCのトラブルに電話とメールだけで対応していますが、画面が見えないため状況がつかめないことも多く、不便に感じることも。リモート操作で画面を見ながら直接サポートすれば、素早く対処することができ、業務の効率化に大きく貢献できるはずです。実際にこの機能を使用しているお客様からは非常に便利だと聞いており、今後ぜひ当社でも活用していきたいと考えています。

2022年10月取材

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