政府・官公庁・団体 Light Edition(GL) 4200CL
オプション:ITセキュリティ対策強化、不許可端末遮断

PC4,000台以上の可視化と安全な管理の効率化

ネットワーク遮断の自動化で
マルウェアの感染拡大を防ぐ

左から、総合政策部 DX推進課 主任:東口 弘幸 様、総合政策部 DX推進課:南部 惣太

奈良市は、奈良県の北部に位置する県庁所在地で、人口約35万人の中核都市です。奈良時代に都が置かれた古都で、東大寺や春日大社、興福寺などの世界遺産が点在。奈良公園では、鹿と触れ合え、豊かな自然も楽しめます。また、平城京跡や奈良国立博物館などの文化施設も充実した、歴史と自然が調和する大人から子どもまで楽しめる魅力的な街です。

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導入経緯

日々変動するIT資産情報の
“現状把握を効率化”

4,000台以上のPCを保有する当市では、ハードウェアやアプリケーションなど、IT資産の可視化と管理の効率化が課題になっていました。また、安全性の確保を目的に、職員のユーザーIDには必要最低限の権限しか付与していません。そのため、管理者権限が必要なアプリケーションのインストールも課題でした。

「SKYSEA Client View」は、IT資産情報に変動があっても毎日自動で収集。その情報が管理コンソールにわかりやすく表示され、現状把握に役立っています。さらに、「ソフトウェア配布」を活用すれば、ユーザーIDでログオンしているPCにも管理者権限でインストールが可能な点も当市の要求に合致していました。

導入効果

ネットワークから遮断中のPCも
“ログやリモート操作で確認可能”

「SKYSEA Client View」を導入した2009年に比べ、近年のサイバー攻撃は件数の増加だけでなく、被害を受けた後の復旧に時間がかかる事例が増えています。このような状況では、どれだけ職員への教育に力を入れても守り切れません。そこで、システムの強化を検討していたところ「SKYSEA Client View」にオプション機能として「ITセキュリティ対策強化」が提供されていることを知り、追加導入を決めました。共有フォルダへのマルウェアのアクセス抑止や共有フォルダへの異常なアクセスをアラート検知するなど、有効な機能がいくつかありますが、最も期待したのは、エンドポイントセキュリティ対策ツールがマルウェアを検知したPCをネットワークから遮断できることです。画面に警告が出ない限り、一般の職員が感染に気づくのは難しいため、その間に感染が広がってしまうことは避けたいと考えていました。遮断したPCに対しても「SKYSEA Client View」からは通信できるので、ログをチェックしたり検知されたPCをリモート操作すれば、安全に状況を確認できます。アップデート用のプログラムの過検知だったことがわかればただちに復旧。怪しいEXE形式のファイルを見つければSIerに連絡して調査を依頼するなど、適切な対応に役立っています。

“OSアップデートに必要な空き容量をチェック”
足りないPCにはメッセージで通知

Windows 10からWindows 11への入れ替えに役立っているのが「メッセージ」です。アップデート時にはインストールに必要なストレージ領域が十分に確保されている必要がありますが、中には容量不足で作業ができないPCも。まず、「ハードウェア一覧」でCドライブの空き容量をチェックして足りていないことがわかれば、メッセージを送って不要なファイルの削除を依頼します。もちろん、グループウェアでも周知はしますが、見落としたり忘れたりすることもあるため、業務中のPC画面にポップアップ表示されるメッセージの効果は高いと感じています。

レポートやハードウェア一覧で
IT資産の“利用状況を見える化”

「プリンター印刷状況レポート」で印刷状況を可視化し、印刷枚数を把握しています。

そのほか「電源ON / OFF一覧」でPCの利用状況を確認。長期間電源が入っていないPCがないか確認しています。

また、PCが部署にひもづいているため、機構改革に伴う部署移動の際には、PC配置場所の把握と確認が欠かせません。当市では、「SKYSEA Client View」の「ハードウェア一覧」を確認すれば、すぐに状況が把握できます。このように、IT資産情報が可視化できていることが、適正な管理につながっています。

2024年11月取材

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