Ver.16 新機能 / 改善機能

暗号化とデータ持ち出し防止で情報漏洩対策をより強固に

サイバー攻撃による情報窃取や人為的ミスによる紛失など、あらゆるリスクに備えて組織内のデータ暗号化を徹底。また、データの持ち出しにつながるPC操作を制限し、より強固な情報漏洩対策を支援します。

暗号化暗号化でデータ共有時のさまざまなリスクに備える

SKYSEA Client Viewの暗号化機能には、総務省・経済産業省が策定した「CRYPTREC暗号リスト(2023年3月策定)」で推奨されている暗号化方式を採用しています。

USBメモリによるデータの持ち出しをより安全に
取り扱いファイル暗号化オプション(Tel / LT / 500 / ST)

USBデバイスによる重要データの持ち出し時に、クライアントPC上でファイルを暗号化できます。読み取り専用デバイスに対しても、暗号化したファイルのみ保存できるように設定でき、持ち出し時のセキュリティ強化につながります。

暗号化ファイルの復号を組織内に限定特許出願中

暗号化ファイルの復号を、組織内のPCでしか行えないように設定し、使用範囲を限定することで、セキュリティをさらに強化していただけます。

本機能はUSBメモリなどでのファイル持ち出しにご利用いただくことを想定したファイル暗号化機能であるため、ご利用を検討される際には、お客様の使用用途に適合しているかのご確認をお願いいたします。暗号化によるセキュリティをさらに重視される場合には、日本電気株式会社製「InfoCage ファイル暗号」や、富士通株式会社製「FENCE」シリーズなどの製品をお使いいただきますようお願いいたします。なお、「InfoCage ファイル暗号」および「FENCE」シリーズについては、SKYSEA Client Viewと共存してご利用いただくことが可能です。(メーカー様は五十音順にて記載しております)

デバイスへの書き込みやアップロードを行うファイルの暗号化を徹底
外付けデバイス&ファイル暗号化オプション(Ent / Pro / Tel / LT / 500 / ST)

外付けデバイスに書き込むファイルや、Webアップロードを行うファイルの暗号化を徹底し、万が一の情報漏洩に備えた対策を支援します。

紛失・盗難などのリスク対策に、外付けデバイス内のファイルを自動で暗号化※1

外付けデバイスを使って組織内でファイルをやりとりする際に、書き込んだファイルを自動で暗号化します※2。暗号化されたファイルは、組織外のPCでは復号できないため、セキュリティを強化していただけるほか、暗号化 / 復号は組織内のPC※3接続時に自動で行われるため、ユーザーは意識することなくデバイスを利用することができます。

  • 外付けデバイス本体を暗号化するものではございません。
  • 事前に暗号化対象となる外付けデバイスを指定しておく必要があります。
  • 外付けデバイスのドライブを暗号化したPCと同一のマスターサーバーに所属するPCを指します。

本機能のような暗号化に限らず、データの取り扱いに際しては、ソフトウェアのバグなどがなくてもハードディスクの破損などでデータを損失するリスクがあります。お客様の環境に合わせて、データのバックアップを取るなどの運用を行っていただくことをお勧めします。

外付けデバイス利用時に、ユーザーへ各種メッセージを通知

Ver.16
組織外へのファイル持ち出しに利用できないことを通知

暗号化設定を行った外付けデバイスに「取り扱いファイル暗号化」機能などでファイルを保存しようとした際、組織外で利用できないデバイスであることを事前に通知できます。

Ver.16.2
暗号化が無効な状態であることを通知

フォーマットなどで暗号化が無効となった外付けデバイスがPCに接続された際、暗号化が必要な状態であることを通知できます。暗号化が有効なデバイスのみ利用を許可している場合に、ユーザーへの注意喚起にお役立ていただけます。

暗号化されたファイルのみWebアップロードを許可し、セキュリティを強化

ファイルを保存すると自動的に暗号化が行われる「自動暗号化フォルダ」をPC上に作成し、フォルダ内の暗号化ファイルのみWeb上へのアップロードを許可することができます。Webメールでファイルを送信する場合などに添付ファイルの暗号化を強制させることで、安全なデータ共有を支援します。

Ver.16
復号用のパスワードの使い回しを禁止

ファイルを暗号化する各PCのユーザーが復号用パスワードを設定するように運用している場合に、前回設定したパスワードを非表示にすることができます。パスワードを使い回せないようにし、暗号化ファイルのセキュリティを強化します。

Ver.16
共有フォルダ上のファイルを自動で暗号化、ファイル流出時の被害を最小限に

ファイルサーバー上の特定の共有フォルダを「自動暗号化フォルダ」として設定し、個人情報など重要データをやりとりするフォルダでの暗号化を徹底できます。組織内のPCからフォルダ内のファイルを利用する場合は暗号化 / 復号が自動で行われるため、ユーザーは意識することなくファイルを利用できます。

Ver.16組織外へ送信するメールの添付ファイルを自動で暗号化
電子メール送信時の添付ファイル自動暗号化※1

組織内で使用しているメールアドレスやドメインを登録しておき、未登録の宛先を含むメールが送信される際に、添付ファイルを自動で暗号化します。組織外へ送信する添付ファイルの暗号化し忘れなどを防ぎます。

  • 本機能をご利用いただくには、「送信メールログ」機能<オプション(Pro / Tel / LT / 500)>と、「外付けデバイス&ファイル暗号化」機能<オプション(Ent / Pro / Tel / LT / 500 / ST)>が必要です。また、本機能は「Microsoft Outlook」にのみ対応しています。その他のメールクライアントや、「Outlook.com」などのWebメールには対応しておりません。

Ver.16暗号化通信を強制し、ファイル共有時の通信傍受を阻止
セキュリティ基準を満たさない共有フォルダアクセス制御オプション(LT / 500 / ST)※1

ファイルサーバー上の共有フォルダへのアクセスを、SMB3.0※2以降で通信内容が暗号化されている場合に限り許可することができます。顧客情報など、特定の部署でのみ取り扱いが許可されているファイル等を共有する際に、外部からの通信傍受の対策を徹底できます。

  • 本機能は「ITセキュリティ対策強化」機能として提供いたします。
  • LAN内のPC間で、ファイル共有を行うための通信プロトコル。

Ver.16.2
SMBの暗号化環境でのログ取得に対応

ファイルサーバー上の共有フォルダへの各種操作をファイルアクセスログとして取得、管理できます。

データ持ち出し防止データ持ち出しにつながるPC操作を抑止する

データが組織外へ流出する可能性があるPCの各種操作を記録・制限。データを持ち出しづらい環境にすることで、不正行為による情報漏洩の未然防止をサポートします。

Ver.16.2組織外へ送るメールの添付ファイルを削除し、持ち出しを制限
電子メール送信(添付ファイル付き)アラート※1オプション(Pro / Tel / LT / 500)※2

事前にメールアドレスやドメインを登録しておき、未登録の宛先を含むメールが送信される際に添付ファイルを自動で削除します。組織内の重要データを小分けにし、添付ファイルとして外部に持ち出す行為など、メールによる情報流出を制限することができます。

  • 本機能は「Microsoft Outlook」の2003以降のバージョンにのみ対応しています。
  • 本機能は「送信メールログ」機能として提供いたします。

Ver.16.2スクリーンショット操作を記録し、画像での情報持ち出しを抑止
Print Screenキーによる画面コピーアラート拡張※1

「Print Screen」キーを使ったスクリーンショット操作をログで記録。保存された画像データや操作日時をログから確認できます。ログを取得していることを組織内に周知しておくことで、スクリーンショット操作による情報持ち出しを抑止したり、万が一の情報漏洩発生時の調査を支援します。

  • Enterprise Editionとテレワーク Editionでのみご利用いただけます。その他のエディションではご利用いただくことはできません。また、オプションとしてもご購入いただけません。

Ver.16.2ネットワークドライブの使用を制限し、データの持ち出しを防止
「デバイス管理」機能拡張

USBメモリなど各種デバイスの使用制限が行える「デバイス管理」機能※1で、ネットワークドライブの使用制限が可能に。より幅広い機器を対象に書き込み等の操作を禁止でき、社内データの不要な持ち出しを防止できます。

  • 「デバイス管理」機能については、こちらをご覧ください。

Ver.16.3アプリケーション単位で印刷を禁止、
ポリシー設定がより柔軟に
「印刷禁止」アラート拡張

情報漏洩リスクにつながる印刷操作を、プリンターやユーザー単位で禁止できるアラート機能を拡張。新たにアプリケーション単位でも禁止できるようにしました。業務で多用するMicrosoft Office以外での印刷操作を禁止するなど、組織のセキュリティポリシーに応じてより柔軟に設定いただけます。

Ver.16.2PCを自動診断、情報漏洩リスクを伴う状態を素早く通知
PC環境診断オプション(Ent / Pro / Tel / LT / 500 / ST)


ウイルス対策ソフトウェアの動作状況やWindows更新プログラムの適用状況など、PCの状態をまとめて診断し、リスクを検出した際にアイコンやメッセージで通知※1。対処法とともに利用者へ知らせることができます。ウイルス感染や脆弱性の放置につながるPCの状態を素早く把握し、対処につなげることで情報漏洩対策を徹底いただけます。

診断できる内容

  • ウイルス対策ソフトウェアのインストール状況 / 有効化状況
  • Windows更新プログラムの適用状況 / 再起動待ち状況
  • Windows Updateの更新プログラムのチェック状況
  • WSUSサーバーの設定状況
  • Windows Defenderのスキャン状況 / リアルタイム保護状況
  • 指定したアプリケーションのインストール状況
  • 管理者にもアラートで通知します。
  • ログオン時に自動で診断し、事前に設定したレベルに応じて診断結果が表示されます。
  • 管理者があらかじめ設定した診断項目ごとの対処方法を表示させることができます。
ページのトップへ
ささいなご質問にも専門スタッフがお答えします!導入相談Cafe 詳しくはこちら