猛暑に見舞われた夏、大手電機メーカーの販社である□□商事は、ひっきりなしに来るエアコンの発注に目が回るような忙しさだった。国内の小売業者向けの対応をする営業三課では、膨大な数の見積書の作成処理に追われていた。
社員A:「いやー。ほんとに今年はスゴイなぁー。毎年こんなに注文が来てくれたら、会社の売上も安泰だな〜。」
社員B:「ほんとそうだよな。しかし○○電化さん、去年同様すごいお得意様ぶりだな、この値段で仕入れてくれるんだからなー。」
社員A:「ありがたいよな。ところで、△△電器さんに見積もりのFAXしたか?」
社員B:「あ、忘れてた、すぐプリントアウトしてFAXしとくよ!」
社員Bは急いで△△電器への見積書10数枚をプリントアウトし、FAXをした。
一週間後・・・・
営業三課の電話が鳴った。相手は先日社員Bが見積書をFAXした△△電器の仕入れ担当者だ。
△△電器:「あのー、この前送っていただいたFAXに○○電化さんの見積書が入っていましたよ…」
社員Bは、取り忘れてプリンタのトレイに残っていた○○電化の見積書を、誤って一緒にFAXしてしまっていたのだ・・・・・。
昨今、重要書類の放置や、印刷物の取り忘れによる情報漏洩事故も多発しています。企業・自治体では一台のプリンタを複数部署で共有していることが多いのではないでしょうか。そのような環境で、同時に大量の印刷物を出力した場合、印刷物が混ざったり、取り違え、取り忘れが起こる可能性は十分にあります。
SKYSEA Client Viewの「印刷物取り忘れ」機能を有効に活用すれば、印刷をその場で取りにいくことを促すので、取り忘れの可能性を軽減できます。
さらに、印刷物を取り忘れたままにしているクライアントPCがあれば、管理機に注意表示(アラート)を通知します。個人情報や機密情報を出力した際の取り忘れを防止することで、情報セキュリティポリシーの遵守・徹底に役立ちます。
※情報セキュリティ事件簿は実際にあった事件を元に構成したフィクションです。