前ページでは、会社全体の情報セキュリティ強化のために、操作ログの管理に加え、「利用者にセキュリティポリシー(情報の取り扱いに関するルール)を認識させ、個々人の情報セキュリティ意識を向上させることが大切」と述べました。「SKYSEA Client View」には、利用者の情報セキュリティに対する意識向上に役立つ仕組みとして「注意表示(アラート)」機能が搭載されています。
図のように、セキュリティポリシーに反する操作が行われた場合、管理者へ通知するとともに、利用者本人にもメッセージで通知することができます。この機能により、管理者は問題となる操作を迅速に把握でき、対象となる操作ログを確認することができるだけでなく、利用者の情報セキュリティ意識の向上へとつなげることができます。
例えば、許可していないUSBメモリを無断で接続した場合には、「USBメモリの利用は禁止されています。必要なときは、上長に申請してください。」といったメッセージを表示することで、利用者にセキュリティポリシーに反する操作であることを意識させ、USBメモリの適正な利用を促すことができます。このように、PCの操作が管理されていることを意識させることで、一人ひとりに対して情報の取り扱いに注意を促し、情報セキュリティの強化へとつなげることができます。自然なかたちで、社内にセキュリティポリシーを浸透させられることで、結果的に、管理者は操作ログの管理の負担が軽減し、運用効率が高まります。
「SKYSEA Client View」で操作ログが適切に管理されていると、万が一の事故発生時の証跡追跡や、利用者の操作履歴の可視化、会社全体で情報セキュリティ強化に取り組むための「注意表示(アラート)」機能など、社員一人ひとりの意識改革にお役立ていただけます。