コンピュータソフトウェアの違法コピーが問題となる中、ソフトウェア資産管理(SAM:Software Asset Management)が脚光を浴びています。ソフトウェア資産管理(SAM)とは、組織内の主にコンピューターソフトウェア資産を有効的に管理、制御、保護し、ソフトウェアのライフサイクルの全段階において必要とされるインフラ、プロセス、組織を整備することで、情報セキュリティの強化、IT資産の最適化、ライセンスコンプライアンスの向上などを図るための取り組みを指します。今では、組織のコンプライアンスという観点からも、ソフトウェア資産管理(SAM)の運用は避けられません。ここでは、ソフトウェア資産管理(SAM)の必要性から、運用の流れまでを説明します。