最後に、IT資産管理において、「SKYSEA Client View」を使ったソフトウェアライセンス管理の具体例をご紹介します。
まずはじめに、保有しているソフトウェアのライセンス数を把握する必要があります。ソフトウェアによってライセンス形態はさまざまですので、IT資産管理を行う課程でライセンス証書やパッケージなどを集約し、正確な保有ライセンス数を把握しましょう。ここまでは、すでに行われているかもしれません。
次に、インストール台数の把握です。各部署のクライアントPCへのインストール状況を確認し、保有するライセンスとの差分をチェックします。この作業には大きな工数が必要ですし、PCの追加や入れ替えなどにより変化するため、手作業で正確に把握するのは困難です。こうした作業を自動化するために「SKYSEA Client View」のようにIT資産管理の機能を持つツールを利用することで、自動的にソフトウェアのインストール数を集計することができます。
IT資産管理の充実のために強化された「部署別ソフトウェアライセンス管理」機能では、ライセンスを部署ごとに割り当てて登録することができます。部署内のPCにインストールされているソフトウェア情報とライセンス数を自動集計して表示するため、すぐに現状を確認できます。また、ソフトウェアにダウングレード使用権が認められている場合などでは、登録されたソフトウェアを関連付けることによって、正確なライセンス管理が可能になります。
さらに「SKYSEA Client View」は、ISO/IEC19770-1、JIS X 0164-1に準拠した、詳細なソフトウェア資産管理(SAM)も支援します。CDキーやインストールキーなどのライセンス管理部材が管理できる4つの台帳にライセンス関連情報を集約し、必要に応じて体裁を整えやすいExcel形式で出力できます。
こうした管理機能により、正確にソフトウェアライセンスを管理することで、ライセンス不足を予防するだけではなく、使用されていない余剰ライセンス数が明確になります。さらに「ライセンス利用状況レポート」機能では、インストールしているソフトウェアの使用頻度が低いPCをチェックすることもできるので、ライセンスの無駄な追加購入がなくなります。
IT資産管理の強化のため、今後、IT資産管理ソフトウェアの導入を検討される際には、ハードウェア、ソフトウェアなどのIT資産管理と同時に、コスト削減にもつながる「SKYSEA Client View」を候補の一つとしていただければ幸いです。